SDGs達成に向けた取り組み

SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals)とは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」のことを指します。貧困や格差、環境問題、教育、インフラ整備など、私たちが直面するさまざまな社会課題を解決し、すべての人々が安心して暮らせる持続可能な社会を実現するための国際的なゴール(目標)です。これらは「誰一人取り残さない(Leave no one behind)」という理念のもと、2030年を達成期限として、17の目標と169のターゲットで構成されています。SDGsは政府や自治体、企業、市民社会など、あらゆる立場の人々が連携して取り組むことが求められており、企業にとっても持続可能な経営の指針として重要性が増しています。当社もまた、交通インフラ整備を通じて安全・安心な社会を支えてきた企業として、このSDGsの理念に共感し、日々の事業活動の中に取り入れることで、地域社会とともに未来を育んでいきます。
目標3:すべての人に健康と福祉を
交通インフラの事業を通じて、交通事故の防止や安全で快適な社会環境を提供し、人々の健康で安心な暮らしに貢献しています。また、健康経営の取組において社員の健康管理や安全教育の徹底にも注力しています。
目標4:質の高い教育をみんなに
技術継承や人材育成を重視し、研修センターによる社員教育の充実や、若手技術者の育成に力を入れています。将来のインフラを支える人材を育てることは、地域や社会全体の持続可能性にもつながります。デジタル技術の導入(DX推進)により業務の効率化を図るとともに、ワークライフバランスを大切にした働き方改革にも取り組んでいます。また地域の方々や子供たちと共に夢と感動を共有し地域社会の発展に貢献する取組をおこなっています。
目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう
交通インフラ事業を通じて環境に配慮した最新の設備を導入することで、最新の技術を活用した施工方法やデジタル技術(AI、IoT、ドローン)を活用したインフラ点検・管理を導入し、業務効率を向上させます。
目標12:つくる責任 つかう責任
施工の段階から必要最小限の資材で材料ロスをなくします。また施工中に発生する廃棄物や廃材の分別・再資源化を徹底することで、環境への負荷低減と資材コストの抑制を同時に実現しています。LED灯器や省電力制御機器の導入の提案を進めることで、運用時の電力消費を大幅に削減し、ライフサイクル全体での環境負荷軽減にも寄与しています。
京都SDGsパートナー制度
「京都SDGsパートナー制度」は、京都市と産学公連携組織「京都超SDGsコンソーシアム」が運営する制度で、企業や団体が自らのSDGsへの取り組みを「見える化」し、内外に向けて「宣言」する仕組みです。この制度は、既に取り組んでいる活動や、これからチャレンジする内容を明確にし、持続可能な社会の実現に向けた連携と行動を促進することを目的としています。

◎SDGsに関する重点的な取組◎
環境に配慮した最新の設備を導入することで、最新の技術を活用した施工方法やデジタル技術(AI、IoT、ドローン)を活用したインフラ点検・管理を導入し、業務効率を向上させる。ダイバーシティ推進(女性技術者の積極採用)と働きやすい環境の整備(育児・介護支援制度、柔軟な働き方の導入)や、研修センターを活用した社員の継続的なスキルアップ支援などを実施しすることで社員の成長と働きがいのある職場環境づくりを目指す。再生可能エネルギーの活用(会社保有施設でのソーラーパネル導入)や、社用車における次世代AIドラレコサービスの導入で、環境をより意識したCO₂排出削減や社員の安全性向上を目指す。
◎文化や地域活動に関する重点的な取組◎
当社は、祇園祭における山鉾巡行に伴う信号機転回作業に長年に渡り関与しており、地域の伝統や文化を未来へつなぎ、地域に貢献する企業として取り組んでいる。また立命館大学体育会サッカー部を支援し、学生スポーツの発展だけではなく、当社のインターンシッププログラムを提供し、スポーツ選手が社会で活躍できる機会を提供することにおいても貢献している。